樹木の話 イチョウ
イチョウの木は、不思議だ。
葉っぱは広葉樹のようなカタチだが、
実は針葉樹の仲間。
しかも1億5000万年前、
ジュラ紀あたりから生き残っている。
そしてギンナンの実は、強い悪臭を放つ。
木材は、まな板などにも加工されるが、
臭いの強いものとそうでないものがあるという。
ちなみに、ギンナンの実がつくのは雌株のみ。
木がある程度大きくなるまで、
雄株と雌株の判別は難しいそうだ。
樹木の話 イチョウ
イチョウの木は、不思議だ。
葉っぱは広葉樹のようなカタチだが、
実は針葉樹の仲間。
しかも1億5000万年前、
ジュラ紀あたりから生き残っている。
そしてギンナンの実は、強い悪臭を放つ。
木材は、まな板などにも加工されるが、
臭いの強いものとそうでないものがあるという。
ちなみに、ギンナンの実がつくのは雌株のみ。
木がある程度大きくなるまで、
雄株と雌株の判別は難しいそうだ。
樹木の話 カラマツ
カラマツは、
日本の針葉樹の中で
ただひとつの落葉樹だ。
秋、輝くほどの黄色に色づき、
パラパラと散っていく。
葉が落ちる松なので、落葉松とも言われる。
東北や中部地方の山岳地帯に自生しており、
やがて広く植林されるようになったが、
東京などの暖かい地域ではほとんど見られない。
もしも、東北南部や長野あたりで
美しい黄色の並木を見つけたら
それはきっとカラマツです。
樹木の話 クリ
秋を代表する味覚のひとつ、クリ。
古代から人々の食料になったが、
実だけではなく、木材も古くから重用されてきた。
程よい硬さで耐久性に優れ、水にも強い。
また、粘りがあり、
割れたり暴れたりすることも少ない。
鉄道の枕木や土木用材のほか、
工芸品にも多く使われている。
縄文時代の遺跡からも、
クリの木が建築物の土台として
使用されていた形跡が残っているそうだ。
さすが人間は、抜け目がない。
Amehare
樹木の話 カツラ
落葉広葉樹のカツラは日本の固有種で、
古事記や万葉集にも登場する。
落ち葉がカラメルのような甘い香りを放つので、
「香りが出る」、「香出(かづ)」というのが
名前の由来とも言われる。
ハート型の葉っぱは小ぶりで可愛く、
秋には美しい黄色に染まる。
木材は柔らかめで加工しやすく、
カツラを素材とする工芸品も多い。
現在の「桂」という漢字が使われる前。
万葉集では、木へんに風、今でいう「楓(かえで)」の文字が
当て字で使われていた。
将棋せかい
樹木の話 ツゲ
目が細かくて滑らか。
硬くて粘りがある。
優れた特徴を多く持つツゲの木は、
有用材として様々な用途に使われてきた。
櫛、将棋の駒、印鑑。
昔は定規や機械部材にもなった。
ツゲ製品の産地と言えば、
鹿児島県指宿市と伊豆諸島の御蔵島。
薩摩ツゲは櫛、
御蔵ツゲは将棋の駒が有名だ。
童謡「こぎつね」に登場する「つげの櫛」は、
薩摩ツゲと考えて間違いない。
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