河田紗弥 19年10月12日放送
百里の道も一足から。 〜ハイヒール〜
「捨てます!」と周囲に宣言すれば、
建物の2階からでも、
汚物を捨ててもいいというルールがあったほど、
16世紀のヨーロッパは街中に汚物が平然と捨てられていた。
臭いはもちろん、
路面に置き去りにされた汚物が
スカートの裾を汚してしまい、人々を悩ませていたという…。
そこで注目されたのが厚底靴である。
歩き辛さやファッション的に好まれていなかった厚底靴を
かかと部分のみを厚底にし、
歩きやすく、見た目も細く美しいハイヒールへと変化させた。
こうして
今では女性を象徴するアイテム
ハイヒールは誕生した。