河田紗弥 19年10月12日放送
百里の道も一足から。 〜スリッパ〜
家の中で靴を脱ぐ文化は日本独自のもの。
欧米をはじめとした海外では基本的に
家の中でも靴を履いたまま生活をしている。
明治時代に海外の人が来日するようになり、
この文化の違いが原因で
至るところでトラブルが発生していたんだとか…。
そこで、誕生したのがスリッパだ。
靴の上から被せるようにして履くものが原型と言われているが
今でもスリッパの構造にはその名残があるように思う。
“つっかけ”て履く気楽さや
足も床も汚さない利便性は
日本独自の文化とぴったり。
瞬く間にスリッパは日本人の毎日に定着していった。