佐藤理人 19年11月9日放送
ツタンカーメン
1922年11月6日、
イギリスの考古学者ハワード・カーターが、
ツタンカーメン王の墓を発掘した。
それから7年間で、発掘に関わった人々のうち
12人が次々と謎の死を遂げた。俗に言う、
ファラオの呪い
である。
しかしもっとも呪いを恐れなければならないはずの男、
ハワード・カーターはこの噂を笑い飛ばした。
カーターがこの世を去ったのは、発掘から17年後の1939年。
64歳という当時の平均寿命以上の年まで、充実した人生を送った。
死因はもちろん自然死だった。