小野麻利江 19年11月24日放送
紅葉のはなし もみじの天ぷら
「もみじの天ぷら」
それは、紅葉と滝で有名な、
大阪府箕面(みのお)市に古くから伝わる
お菓子のこと。
箕面市にある箕面山には
古くから修験道の道場がある。
1300年前、修行をしていた行者が
滝に映えるもみじの美しさに心打たれ、
持っていた灯明の菜種油をつかって
天ぷらを作り、旅人に振舞った。
それが、「もみじの天ぷら」の
発祥と言われている。
長い時を経て、つくり方や味に
改良が加えられているが、
原材料は、いたってシンプル。
小麦粉、砂糖、ゴマ、
そして、もみじの葉。