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タジン鍋
冬といえば、あたたかい鍋。
とんがり帽子のような蓋が特徴の鍋が
日本でも売られるようになった。
「タジン鍋」だ。
モロッコがその発祥という。
玉ねぎのように尖った鍋の蓋の形には意味がある。
食材から上がる水蒸気が、
蓋の先で冷やされて水となって鍋に戻るのだ。
これにより食材の持つ水分で蒸し煮をすることができ、
さらには、料理の香りが飛ばず風味豊かに仕上げることができる。
水溶性ビタミンも損なわれにくい。
最小限の水のみを使い、
野菜やお肉自体に含まれている「水」や「脂」を活用するタジン鍋。
飲料水が貴重なモロッコらしい鍋なのだ。