山本貴宏 19年12月22日放送
雪がふるとき ~札幌を救った雪~
終戦から間もない1950年。
当時、札幌の街は石炭ストーブを使っていた影響で外は薄暗く、
衣服も汚れるという理由でほとんど外へ出歩かなかったそうだ。
これではいけない!札幌を活気づけよう!
そう考えた札幌市が呼びかけ、
雪像製作に協力してくれる学校をなんとか集めて始まったのが、
今では世界の人を魅了する「さっぽろ雪まつり」だ。
雪捨て場であった場所で、
学生たちが作るたった6基の石像から始まった
「さっぽろ雪まつり」は今年で70回目を迎える。
その精巧な仕上がりに
思わず白い息が漏れてしまう雪像のひとつひとつには
先人たちの想いと歴史が積み重なっている。
冬の北海道で、感動の雪像を眺めてみてはいかがだろう。