白のはなし 白衣の天使
白衣の天使と呼ばれたナイチンゲール。
当時、看護師の仕事は、病人の召使いで、
専門知識の必要がない女性の職業と捉えられていた。
裕福な家庭に生まれた彼女は、
両親の反対を押し切り、看護師の仕事に従事し、
1854年のクリミア戦争で活躍した。
その後、様々な医療現場の改革を提言し、看護学校を設立。
この職業の地位向上のために90歳まで力を尽くした。
ナイチンゲールが残した言葉がある。
女性よ、自立しなさい。
自分の足で立ちなさい。
白衣の天使は、潔白な強さで
たくさんの女性たちの背中に
勇気の羽を与えたのだ。