渋谷三紀 20年2月8日放送



針のお話  釣り人

釣り人の代名詞である太公望は、
川で釣りをしていた太公望が、
通りかかった周の文王と語らううち気に入られ
家臣に迎え入れられた故事に由来する。
そのとき太公望はすでに80歳。
たまたま出くわしたわけでなく、
実はずっと機会を伺っていたようだ。
垂らした釣り針は真っ直ぐで、
釣り糸は水面に届いていなかったと言われている。
待ち続けた太公望は、
大臣の座、のちには一国の王の座を釣り上げた。

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