堀井沙也佳 20年2月22日放送
tojulius
レザボア・ドッグス
クエンティン・タランティーノ作の映画「レザボア・ドッグス」。
強盗をするギャング集団のなかに、
おとり操作を行う警官が紛れ込む物語は、
最後に思いもよらぬ、実に不条理な結末を迎える。
監督は、物語についてこう言及している。
「クライマックスの役者の心情を表す言葉は、英語にはない。
ただし、日本語にはある。それは、仁義だ」と。
レザボア・ドッグス。邦題は「仁義なき男たち」。
かつて中国より伝わった『仁義』という思想は、
2020年の今、世界のどこをさまよっているのだろう。