針のお話 釣り人
釣り人の代名詞である太公望は、
川で釣りをしていた太公望が、
通りかかった周の文王と語らううち気に入られ
家臣に迎え入れられた故事に由来する。
そのとき太公望はすでに80歳。
たまたま出くわしたわけでなく、
実はずっと機会を伺っていたようだ。
垂らした釣り針は真っ直ぐで、
釣り糸は水面に届いていなかったと言われている。
待ち続けた太公望は、
大臣の座、のちには一国の王の座を釣り上げた。
針のお話 釣り人
釣り人の代名詞である太公望は、
川で釣りをしていた太公望が、
通りかかった周の文王と語らううち気に入られ
家臣に迎え入れられた故事に由来する。
そのとき太公望はすでに80歳。
たまたま出くわしたわけでなく、
実はずっと機会を伺っていたようだ。
垂らした釣り針は真っ直ぐで、
釣り糸は水面に届いていなかったと言われている。
待ち続けた太公望は、
大臣の座、のちには一国の王の座を釣り上げた。
針のお話 針箱
イギリスの思想家、トーマスカーライル。
ある日ひとりの婦人が彼のもとに訪れた。
「家庭のことで気持ちが落ち着かないのです」
沈む表情の婦人にカーライルはこう答える。
「まずは、あなたの針箱を片付けなさい」
数週間後、再び訪れた女性は
晴れやかな表情でお礼を述べた。
「針箱を片付けたら、家の中も片付けたくなって、
気付いたら心の中も落ち着いていました」
人生の問題も、意外と身近なところに
糸口があるのかもしれない。
針のお話 ハリネズミ
恋をした二匹のハリネズミ。
お互い身体を近づけようとするが、
ハリが邪魔でうまくいかない。
それでも諦めず何度も近くうちに
二匹はちょうどいい距離を見つけられた。
というのが、いわゆるハリネズミのジレンマのお話。
相性というのは、ちょうどいい距離のことかもしれない。
針のお話 時計の針
時計周りという言葉があるように、
時計の針は世界共通、右回りと決まっている。
なぜだろう。
時計のルーツは600年ほど前に
エジプトでつくられた日時計。
地面に立てた棒の影が
太陽の動きとともに向きを変えるが、
北半球はそれが右回りなのだ。
時計が南半球で生まれていたら
時計の針は左回りだったかもしれない。
Powell.Ramsar
「世界湿地の日」ラムサール条約
今日は「世界湿地の日」。
1971年2月2日にイランのラムサールで
「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」が
締結されました。そう、ラムサール条約です。
それを記念した「世界湿地の日」です。
湿地はさまざまな生き物の生息地として重要。
それだけでなく、人の暮らしを支える貴重な資源でもあるのです。
50年以上も前に、こんなふうに
湿地について、人間の暮らしについて考え、
条約が制定されていたとは、驚きます。
Yuji-Sakamoto
「世界湿地の日」登録湿地
1971年2月2日ラムサール条約が制定されました。
それを記念して、今日は「世界湿地の日」。
湿地をまもり、再生し、その恵みや価値を知ること。
賢く適切に利用すること。湿地についての知識を深め、広めること。
それが、ラムサール条約が定めていることです。
条約では、国際的な基準を決め、
加入する国はその基準に該当する湿地を指定して、登録します。
登録された湿地が「ラムサール条約湿地」です。
日本では国際基準の他に、
法律によって将来的に自然環境の保全が図られること、
地元住民などから登録への賛同が得られることを条件しています。
そして50以上の湿地が登録されています。
「世界湿地の日」湿地とは何か
今日は「世界湿地の日」。
1971年2月2日にラムサール条約が制定されたのです。
ラムサール条約は、 湿地に関する条約です。
ラムサール条約が定義する湿地とは、
天然のもの、人工のもの、
永続的なもの、一時的なものかどうかは問わず、
水が滞っていても流れていてもかまわず、
淡水、汽水、海水かも問いません。
沼沢地(しょうたくち)、湿原、泥炭地または水域のこと。
低潮時の水深が6メートルを超えない海域も含みます。
湿原、湖沼(こしょう)、ダム湖、河川、ため池、水が湧く場所、
水田、遊水池、地下水系、塩性湿地、マングローブ林、干潟、
藻場(もば)、サンゴ礁。すべて「湿地」に含まれます。
その範囲のなんと広いこと。
いまあなたが思い浮かべている水辺の風景も「湿地」かもしれません。
人間が生活するための貴重な資源、湿地。
どこかへ出かける時、「湿地」の視点で景色を眺めてみる。
そんな楽しみ方、いかがでしょうか。
欅
「世界湿地の日」日本の湿地
今日は「世界湿地の日」。
19971年、2月2日にラムサール条約が制定されました。
日本で最初に「ラムサール条約湿地」に
登録されたのは、釧路湿原。
北海道の東部、釧路市の北に広がる日本最大の湿原です。
その広さ1万8千ヘクタール。
東京ドーム約3800個分。
一時は開発の危機にも見舞われましたが、
ラムサール条約湿地に登録することで、
その自然環境は守られました。
今では国立公園の一部。
一年中タンチョウが暮らす場所になりました。
Bergmann
「世界湿地の日」尾瀬
1971年、2月2日にラムサール条約が制定されました。
だから、今日は「世界湿地の日」。
日本ではラムサール条約湿地が50以上も登録されています。
「湿地」といえば誰もが思い浮かべる、
「尾瀬」も条約湿地のひとつです 。
本州最大の高層湿原。
1987年に尾瀬国立公園に指定されました。
湿原の中の木道を歩く映像をご覧になった方も多いでしょう。
57キロにも及ぶ木道は、歩く人のものではなく、
湿原の生態系を守るためのもの。
繊細な自然は、壊れやすい。
尾瀬は、美しさをもって、大切なことを教えてくれます。
© 国土画像情報
「世界湿地の日」葛西海浜公園
今日は「世界湿地の日」。
19971年、2月2日にラムサール条約が制定されました。
ラムサール条約は、湿地に関する条約。
国際的に重要な湿地を登録して保全活動を行います。
東京の葛西海浜公園も条約湿地のひとつ。
意外ですよね。
東京湾にわずかに残された干潟を守るために
U字型の導流堤を設置して、
2つの「なぎさ」の人工海浜を造りました。
その渚と干潟が条約湿地として登録されています。
磯遊びができる、バーベキューもできる、野鳥観察もできる。
東京駅から電車で約15分、そこから歩いて11分。
都会と自然が共生するモデルケースとして、
国際的に重要な「湿地」とされています。
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