houroumono
桜のはなし ソメイヨシノ
奈良県の桜の名所・吉野にちなんで「吉野桜」と命名され、
江戸末期に染井村から売り出された「染井村の吉野桜」
略してソメイヨシノ。
花付きのよさ。成長の早さなど、
お花見用には最適で、またたく間に全国に広がったという。
そんなソメイヨシノの弱点は、自分で繁殖できないということ。
よって、単一の樹からの接ぎ木や挿し木で人工的に増やされてきた。
樹齢130年にもなる日本最古のソメイヨシノでさえ、
オリジナルのソメイヨシノではなく、第一世代はほとんど絶滅してしまっている。
そんな儚さも、ソメイヨシノの魅力のひとつかもしれない。。
一瞬に咲き誇り散っていくソメイヨシノの季節が、またやってくる。