礒部建多 20年4月19日放送



深海生物という先輩

今日はダーウィンの命日。
進化について考えたくなる日。

普段我々のような地上の生物は、
太陽の光をエネルギーに生きている。

一方、深海の生物たちは、
ほとんど光の届かない海底で生きる。
寒い、暗い、食料すら乏しい世界。

しかし、彼らはそんな世界でも優雅に暮らす。
独自の進化によって、生き抜く術を見出したのだ。

自家発電して光るサカナ。
自分の体で食べ物を作りだすカニ。
毒ガスを栄養に変えてしまうムシ。

不自由な状況を嘆かずに、自らを進化させる姿に、
今我々は学ぶことが多い。

太陽の光にも当たらず、家の中にいる時間は長くなる。
しかし、そんな生活すら優雅に過ごす進化を、みんなで考えてみよう。

深海生物にできるならば、人間にだってきっとできる。

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