663highland
いつかは陶芸旅 信楽
朝のドラマの舞台となった信楽。
信楽の窯は、日本六古窯(にほんろっこよう)のひとつ。
古来の陶磁器窯のなかでも、
中世から現在まで生産が続いている
代表的な産地をこう呼びます。
他の5つは、越前、瀬戸、常滑、丹波、備前。
信楽では、毎年春、窯元めぐりが行われます。
けれど、今年は延期。
ドラマにも登場した夏の「火まつり」は、
残念ながら中止です。
いつか訪れる日のために、
インターネットで窯元の下見をしておきましょう。
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いつかは陶芸旅 信楽
朝のドラマの舞台となった信楽。
信楽の窯は、日本六古窯(にほんろっこよう)のひとつ。
古来の陶磁器窯のなかでも、
中世から現在まで生産が続いている
代表的な産地をこう呼びます。
他の5つは、越前、瀬戸、常滑、丹波、備前。
信楽では、毎年春、窯元めぐりが行われます。
けれど、今年は延期。
ドラマにも登場した夏の「火まつり」は、
残念ながら中止です。
いつか訪れる日のために、
インターネットで窯元の下見をしておきましょう。
いつかは陶芸旅 萬古焼(ばんこやき)
家にいる時間が長くなると、
料理に凝りたくなる。
土鍋でご飯を炊いてみたりする。
国内生産されている土鍋の、
8から9割が萬古焼(ばんこやき)だそうです。
三重県四日市市と菰野町(こものちょう)を中心に
窯元が100以上もあります。
発祥は江戸中期。
桑名の商人沼波弄山(ろうざん)が、
今の三重郡朝日町小向(おぶけ)に
窯を築き茶器を焼いたのが始まりだとか。
変わらずに永遠に作品が残っていくように、との意味で
「萬古」「萬古不易」の印を押したのが名の由来とされています。
正式名称は「四日市萬古焼」。
いつかは陶芸旅 小鹿田焼(おんたやき)
大分県日田市。
江戸時代、幕府の直轄地となり
「天領日田」として知られる歴史ある町です。
その日田市の中心部から車で30分ほど行った
山あいの集落で作られているのが小鹿田焼(おんたやき)。
特徴は「飛び鉋(とびかんな)」、「刷毛目」、「櫛描き」。
「飛び鉋」は生乾きの器に化粧土をかけ、ろくろを回しながら、
鉄の鉋で生地を削り、模様をつけます。
化粧土の色と、その下から覗く生地の色の
リズミカルなコントラストが美しい器です。
集落には谷川が流れ、その水の力を利用した「唐臼(からうす)」で
土をついて、小鹿田焼の陶土をつくります。
その音は「残したい日本の音風景百選」に選ばれています。
開窯(かいよう)は江戸時代中期。
一子相伝で伝統技術を受け継いできました。
民藝運動の父、柳宗悦がこの地を訪れ、
器の素晴らしさだけでなく、この集落の魅力に驚き、
全国にその存在を広めました。
今では国重要無形文化財にも指定されています。
いつかは陶芸旅 大樋焼(おおひやき)
石川県・金沢の陶芸、
といえば九谷焼を思い浮かべますが、
もうひとつ大樋焼(おおひやき)があります。
ろくろを使わずに、手びねりとヘラだけで、
ひとつひとつ作ります。
特徴は、飴釉(あめゆう)という釉薬を使うこと。
褐色を帯びた飴色になり、
光を受けて輝くような美しさになります。
金沢の大樋美術館では、
歴代の茶碗でお茶とともに金沢和菓子を楽しむことができます。
九谷とはまた違う風情を味わう時間。
いつか、きっと訪れたいですね。
いつかは陶芸旅 大谷焼(おおたにやき)
徳島、鳴門市大麻町(おおあさちょう)で
約230年の歴史がある大谷焼。
水甕(みずがめ)や睡蓮鉢など、大物陶器で有名です。
徳島は、藍染も有名ですが、藍を発酵させる甕も
大谷焼で作られます。
大人の身の丈ほどもある大物の陶器は、
「寝ろくろ」で作られます。
二人一組で、
一人が器の成型を行い、
もう一人が作業台の下に寝そべって、
足でろくろを蹴って回す製法です。
今では大谷焼でしか行われていないそうです。
うずしおと阿波踊りと藍染と大谷焼。
徳島を訪れる理由は、たくさんありますね。
いつかは陶芸旅 波佐見焼(はさみやき)
長崎県の陶磁器、波佐見焼。
白磁の美しさと
藍色で絵付けされた染付けの繊細さが魅力です。
その始まりは、「コンプラ瓶」。
染付け白磁の大きな徳利のような瓶で醤油や酒を入れて、
長崎から東南アジアやオランダに輸出されていました。
トルストイが一輪挿しに使っていたとも言われています。
波佐見焼は、長い間、
有田焼として全国に流通していました。
2000年に厳密な生産地表記が必要となり、
波佐見焼と名乗るようになったのです。
今では、雑貨店でも見かけるようになりました。
世界最大級の登窯跡もある波佐見。
長崎で唯一海に面していない町です。
未知なる長崎の魅力に、出会えそうです。
Σ64
いつかは陶芸旅 笠間焼(かさまやき)
茨城県のほぼ中央に位置する笠間。
ここには江戸時代から続く笠間焼が受け継がれています。
御影石、花崗岩の産地でもあり、
笠間の粘土はこの花崗岩が風化してできたもの。
粘りが強く、成形がしやすく、
また、鉄分を含んでいるので焼き上げたあと、
色づくのが特徴です。
笠間工芸の丘では、
ろくろ体験、手びねり体験、絵付け体験など、
さまざまな陶芸体験ができます。
秋葉原から高速バスで2時間弱。
日帰り陶芸旅に、いかがですか。
いつかは陶芸旅 津軽金山焼(つがるかなやまやき)
青森県五所川原駅から車で15分。
津軽金山焼の窯元があります。
金山の大溜池に堆積した粘土でつくる陶器。
釉薬を使用せず、登窯で地元の赤松の薪を焚き、
1350度の高温で焼きあげ固める、
「焼き締め」の手法で作ります。
素朴で深みのある独特な風合いの焼き物が
出来上がるのです。
気軽には行けない場所。
でも行ってみたくなる陶芸の里です。
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