河田紗弥 20年7月26日放送
耳で楽しむ夏の風物詩。 かき氷
1862年の夏。
箱館や諏訪湖から氷を運び、
中川嘉兵衛は
横浜の馬車道通りに、
日本で最初のかき氷屋「氷水屋」をオープンさせた。
店を始めた当初は、
「腹に悪い」という噂のせいで、
なかなか売れなかった…。
しかし、ひとたび安全だとわかると、
夏の暑さもあって爆発的に人気になり、
1杯2文、現代の約30円で、
2時間並ばないと買えないほどの人気になった。
その後も、北海道の五稜郭に製氷場を設け
本格的に生産を始め、
のちに宮内庁御用達にもなった。