2020 年 8 月 1 日 のアーカイブ

佐藤延夫 20年8月1日放送


Hanasakijijii
湧水散歩 あきる野の湧水

多摩川の支流、
平井川と秋川によって形成された秋留台地は、
9段もの河岸段丘からなる。
このあたりは遺跡が多く、
縄文時代には人が定住していたと言われている。
豊かな湧き水があり、暮らしやすい環境だったのだろう。
今も、あきる野市には湧水地がいくつもあり、
その代表格とされる二宮神社の池は、
枯れない池と呼ばれている。
その透明度は、泳いでいる鯉が浮かんで見えるほどだという。

今日8月1日は、水の日。
きれいな水を、大切に。

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佐藤延夫 20年8月1日放送


emiton
湧水散歩 南沢緑地の湧水群

東久留米市を流れる、
全長およそ3キロの落合川。
南沢緑地は、落合川に向かって下る緩やかな斜面にあり、
クヌギやコナラなど雑木林の中に
多くの湧き水が見られる。
湧水が集まり水路となり、
この季節は、子どもたちの遊び場に変わるという。
平成の名水100選に、東京でただひとつ選ばれた落合川と南沢湧水群。
かつて弁天川とも呼ばれていた落合川の周辺では、
水をつかさどる神、弁天様が祀られている。

今日8月1日は、水の日。
きれいな水に会いたくなる。

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佐藤延夫 20年8月1日放送


珈琲牛乳
湧水散歩 矢川緑地

武蔵野台地の代表的な河岸段丘、
立川段丘の湧き水を集めるのは、
全長1.3キロの川、矢川だ。
立川市にある矢川緑地は、
上流部に湿地帯、下流には樹林帯の広がる里山となっている。
さらに矢川緑地から15分ほど歩くと、
ママ下湧水にたどり着く。
ママというのは崖のことで、
地層の隙間から地下水が湧き出る。
湧出量は都内でも有数と言われ、
昭和のはじめまで、ワサビが栽培されていたそうだ。

今日8月1日は、水の日。
きれいな水に会いたくなる。

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佐藤延夫 20年8月1日放送


あまがっぱ
湧水散歩 お鷹の道・真姿の池湧水群

江戸時代。
幕府は、江戸城を中心とした20キロ圏内の村を、
御鷹場という鷹狩りの拠点にした。
西国分寺にあるお鷹の道は、
その名の通り、狩り場へ続く小径だったと言われている。
崖から滲み出た湧き水が集まり、
遊歩道に沿うように水路が流れる。
東京でも数少ない自然湧水の場所となっている。

お鷹の道から続く真姿の池は、
平安時代、玉造小町という絶世の美女が
池の水で身を清めたところ、
病がたちどころに治ったという伝説が残されている。

国分寺市から世田谷区に位置する武蔵野段丘の一部は
ハケと呼ばれており、崖がハケに変わったのか、
湧水を吐き出すからハケなのか、その由来はわかっていないそうだ。

今日8月1日は、水の日。
きれいな水に会いたくなる。

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佐藤延夫 20年8月1日放送


根川孝太郎
湧水散歩 黒川清流公園

東京都日野市の西から関東山地につながる台地は、
日野台地と呼ばれている。
近くを流れる浅川方面の河岸段丘には、
豊富な湧水がいくつもあり、
その一部は整備され、黒川清流公園になった。

豊田駅北口を出て右に向かうと
数分で湧水のある公園が現れ、
水音の聞こえる遊歩道が続く。
黒川清流公園だけでも6〜7箇所の湧水があるという。
雑木林の緑と柔らかな水の流れは、
眺めるだけでも涼がとれそうだ。

今日8月1日は、水の日。
きれいな水に会いたくなる。

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