cory ISAKA Yoji
「遊園地がいっぱい」 向ヶ丘遊園
かつて東京の郊外には、
数多くの遊園地があった。
向ヶ丘遊園地も、そのひとつ。
1927年、昭和2年、
小田急線開通と同時に開園した。
今でも駅名は残っている。
多摩丘陵の自然を生かした、
花と緑の遊園地として親しまれた。
観覧車やメリーゴーラウンドの
アトラクションはもちろん、
ばら苑があり、ボートに乗れる池があった。
2002年3月末閉園。75年の歴史だった。
その後、ばら苑は「生田緑地ばら苑」として、
川崎市が管理することになった。
そして、向ヶ丘遊園の跡地の一部に、
藤子・F・不二雄ミュージアムができた。
花と緑は受け継がれ、
こどもたちの夢の場所も、
新たに生まれたのだ。