三國菜恵 12年3月11日放送



言葉・2011/和合亮一

福島在住の詩人、和合亮一(わごうりょういち)。
震災のあと、3月16日の夜から
彼は日々、ゆれ動く自分の気持ちをことばに託して、
ツイッターで発信してきた。

和合は、震災以来
自分の暮らす街の空気がどこか変わってしまったと感じ、
「空気が恐い顔をしている」と綴った。
さらに、彼のことばはこう続く。

恐い顔をしないでおくれ。
きみがそんな顔をしていると、みんなだって、頑なになるしかない。
福島よ。風よ。優しく笑っておくれ。

涙と微笑みとが入り混じったようなそのことばに、
いまも多くの人からの反響が寄せられているという。

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