石橋涼子 12年8月19日放送
部活の話 山口良治の涙
無名の工業高校ラグビー部を
全国屈指の強豪校へと育て上げた
ラグビー部顧問、山口良治(よしはる)。
ドラマ「スクールウォーズ」のモデルと言ったほうがわかりやすい。
彼のモットーは
99%信じても、1%の不安があったらその通りになる。
100%信じきる事が大切。
信じることが力になる。そんな熱血先生の
もうひとつのあだなは、泣き虫先生だった。
部活の話 千田(ちだ)健一の五輪
千田(ちだ)健一は、
1980年モスクワオリンピックで
フェンシング代表に内定していたが、
日本が五輪をボイコットしたため、
幻の代表となってしまった。
その後、高校でフェンシング部顧問となり
何度も全国制覇を成し遂げたが、
五輪には複雑な感情を抱き続けた。
そんな千田(ちだ)の前にひとりの選手が現れた。
長男の健太だった。
部活の顧問と選手として、徹底的に鍛えた。
そして2008年、健太が北京五輪に出場したとき、
ようやくこう思えたという。
来られて良かった。
千田の自宅には、今でも幻となった
五輪代表認定証が飾られている。