中村直史 12年8月26日放送


あまから
夏の終わりに   井上陽水と玉置浩二

せつなさを感じるのは、
大切にしたい何かをもっている証拠です、と言った人がいた。
大切にしたいと思う時間や、人物や、感情がある。
それらと自分の間に距離を感じてしまうとき、
せつなさを感じてしまうのだと。

8月最後の日曜日。
去りゆく夏を、どんな気持ちで見送ればいいだろう。
もし、せつない気持ちを感じていたら、
それは、何かを大切だと思っている証拠。

「夏の終わりのハーモニー」という歌がある。
井上陽水と玉置浩二、2つの才能が、奇跡的な出会いをしたこの歌も、
せつなさは決してネガティブな感情ではないと教えてくれる。

 真夏の夢 あこがれを
 いつまでも ずっと 忘れずに

忘れられないせつなさを抱きしめた
夏の終わりを感じられますように。

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