大友美有紀 12年10月20日放送
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小川三夫「不器用な言葉」2
宮大工・小川三夫は、まず仏壇造りの修行から始めた。
親方の家に住み込み、家事を手伝い、赤ん坊の世話もする。
給料ではなく、1日100円をもらっていた。
仕事はできない、金はない、まわりとの環境が全く違う。
気持ちがすっかりひねくれていた。
帰省した時に母親が自分にだけ出してくれた
鳥もも肉を皿ごと投げ返した。
おかげで自分と言うものを見たわな。
しかし、後になればひねくれるというのも
いいことだと思うんだ。
やはり人間が強くなるもとだよ。
ただ、ひねくれっぱなしは、嫌われる。
自分自身でなおさなくちゃあかん。