佐藤理人 12年11月18日放送
007シリーズ50周年② ショーン・コネリー
初めての仕事は牛乳配達だった。
やがて男は世界を救うヒーローになった。
世界最長の映画シリーズ「007」。
初代ジェームズ・ボンド、
ショーン・コネリーの人生は、
その華麗な役柄とは正反対だった。
貧しい家に生まれ、中学卒業と同時に就職。
第1作「ドクターノオ」で
ボンド役に抜擢されたのは1962年のこと。
様々な職を転々とした後、
32歳で初めてつかんだチャンスだった。
頭髪が寂しくなりかけたこの無名の新人を見て、
原作者イアン・フレミングは猛反対したと言う。
それから半世紀。
彼を超えるボンドはまだ出ていない。