阿部広太郎 13年1月13日放送



野口英世の20歳

医師開業試験に合格するために、
野口英世が医学書と格闘していた時のこと。

仕事で東京から福島に来ていた
医師の血脇守之助(ちわきもりのすけ)に、
激励の言葉をかけられる。

感激してますます勉強に力を入れた野口は、
20歳になって突然上京。
連絡も無しに血脇の家を訪れてこう言った。

「学院の玄関番、車引き、
 なんでもするから使ってほしいのです」

プライドをかなぐり捨てた20歳の決意が、
のちに世界が誇る名医を生んだ。

明日は成人の日。

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