藤本宗将 13年1月13日放送
エヴァリスト・ガロアの20歳
天才数学者にして革命家。
エヴァリスト・ガロアは革命と反動に揺れる
19世紀のフランスに生を受けた。
自らの才能を自覚していたガロアは
学校教育を軽蔑し、独学で高等数学をマスター。
しかし20歳のときに決闘で若い命を散らしてしまう。
死を予見していたのだろうか。
決闘前夜、彼は「もう時間がない」という言葉とともに
数学的な発想の断片を走り書きで残した。
それは後の数学者たちの研究により、ガロア理論となる。
けれどもしガロアが20歳で死ななければ、
もっと偉大な成果を残したはずだ。
それは数式など必要としないほど、明らかである。
明日は成人の日。