蛭田瑞穂 13年1月19日放送
未来をつくる日本人②鳴川肇
建築家、鳴川肇。
彼が考案した新しい世界地図「オーサグラフ」は
「21世紀の世界地図」ともいわれる。
現在多く使われるメルカトル図法の地図は
すべての大陸を長方形の中に納めることができるが、
南北の端の陸地ほど大きく引き伸ばされるという欠点がある。
鳴川のオーサグラフは海と大陸をシームレスに表記しながら、
南北の歪みを解消することに成功した。
地球儀と同じようにオーサグラフには上下左右がない。
地球上のどの地点も中心になることができる。
鳴川は語る。
日本発の地図を通じて、世界中の人たちに
それぞれの世界観を持ってもらえたらすてきですね。