五島のはなし⑧(三島邦彦版)
僕の話ばかりでは、みなさんの五島観に偏りが出てしまうので
他の人に五島のことを書いてもらいました。
つい先日、僕と同じ職場に配属になった
新人コピーライター、三島邦彦くんです。
長崎市出身ですが、おばあちゃんが五島・福江島の人という逸材です。
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そんな祭り、本当はないのかもしれません。
実際に見たことがないので、
心のどこかでその暴力的に理不尽な祭りの存在を
信じていない自分がいます。
ただ、毎年一月の大寒の頃、
長崎にはその祭りのニュースが流れるのです。
祭りの名前は「ヘトマト」。
長崎県の五島に伝わる、日本三大奇祭の一つです。
あとの二つは知りません。
へトマトという名前の由来に定説はなく、
トマトは全く関係ないということがわかっているだけです。
では、へトマトを紹介した新聞記事を引用します。
「大草履に女性乗せ 五島で奇祭へトマト
雨の中、体にすすを塗り付けた締め込み姿の男たちは、
大草履を担いで練り歩き、沿道の若い女性を次々に乗せては揺すり、
気勢を上げた」(長崎新聞2007年1月17日)
これが、ヘトマトです。
この、文字にしたときの力強さ、悔しいですが、たまりません。
毎年、1月16日頃に開かれるようですので、お祭り好きの方、
大草履に乗せられたい未婚の女性は、
だまされたと思って行ってみてはいかがでしょうか。
たぶん、本当にある祭りです。(三島邦彦)
- 奇祭、ヘトマト。
ヘトマトという名前だけはきいたことありましたが…
起源も語源も由来もさっぱりわかりません。
しめ縄を作ろうとして草鞋になっちゃった???
なんなんでしょうねえ。
隣の町の行事のため、
僕も何回かしか見たことがないんですが、
以前は奇祭なんてことは全く思わず、
ただただ「こーいうもの」と思ってました。