蛭田瑞穂 13年2月17日放送
BAUHAUS 6限目「抽象画」
抽象画の始祖、ワシリー・カンディンスキー。
カンディンスキーは当初、風景画を描いていたが、
しだいに具象から離れ、単純化された形と色彩から構成される
抽象画に傾倒していった。
絵画とは、直接的に感情に訴えかける音楽のようなものでなければならない。
それがカンディンスキーの信念だった。
抽象画家としての地位を確立したのち、
カンディンスキーはドイツの総合造形学校バウハウスで教鞭を執り、
後進の育成に努めた。
バウハウスでのカンディンスキーの絵画クラスは
多くの学生を集める人気の講座だったという。