名雪祐平 13年2月24日放送
Georges Biard
アカデミー賞スピーチ フィリップ・シーモア・ホフマン
4人の大学生がお酒を飲んでいるうちに、
こんな話になった。
将来誰かがアカデミー賞を受賞したら、
犬の吠え声でスピーチすること。
約20年後の2006年アカデミー授賞式。
かつて大学生だった4人のうちの1人、
フィリップ・シーモア・ホフマンがそこにいた。
映画『カポーティ』で
見事、主演男優賞を受賞。
スピーチは、人間の声でそつなく行った。
最後は会場に来ていた母親を
思いやる言葉をステージから伝えた。
もし、母を見かけたら、
おめでとうと言ってください。
彼女は女手一つで4人の子どもを
育てあげたんです。
おめでとう、という言葉が
ぴったりだと思います。
そして、母親にこう呼びかけた。
ママ、僕たちパーティーにいるんだよ!
知ってた!?