五島のはなし⑫
むしむしして暑いですね。
子どものころ暑さを苦にすることなんかなかったです。
えんえん遊んでられました。
いつまでも夏が大好きなチューブみたいな男でいたい
と思っていたのに、本格的な夏になる前にもう
ぐにゃ~っとしています。
五島で「ばらか」は、「すごい」の意味です。
人の形容詞として使われるときは、暴れん坊、勇壮な、
の意味合いも帯びてくる。
で、「ばらもん」。五島に伝わる大凧の名前は、
この「ばらか」+「もん(者)」から来た言葉です(だと思います)。
てっぺんにピンと張られた糸が「ブーン」と
独特の音を出します。魔よけ的な意味があるのだとか。
鬼のような顔つきです。
それと関係あるのかどうかわかりませんが、
鬼岳でこのばらもんの凧揚げをします。
ばらもん、ガリガリ君に似てますね。
中村少年の夏休み楽しそう。
中村さんの個人史もいろいろ聞いてみたいです。
かんころもち子っていい名前ですね。
ガリガリ君ってこんなでしたっけ?
ばらもんは鬼みたいな形と書きましたが、
調べたら「鬼に立ち向かう武将」の姿らしいです。
バラモンといえばインドのお坊さんですが…
カースト制の最高の階級です。
関係ないのかな。
どうなんでしょうね。
この凧は大陸から伝わったものらしいですが
インドのバラモンと関係あるかどうか。