五島のはなし⑫

むしむしして暑いですね。
子どものころ暑さを苦にすることなんかなかったです。
えんえん遊んでられました。
いつまでも夏が大好きなチューブみたいな男でいたい
と思っていたのに、本格的な夏になる前にもう
ぐにゃ~っとしています。

五島で「ばらか」は、「すごい」の意味です。
人の形容詞として使われるときは、暴れん坊、勇壮な、
の意味合いも帯びてくる。

で、「ばらもん」。五島に伝わる大凧の名前は、
この「ばらか」+「もん(者)」から来た言葉です(だと思います)。
てっぺんにピンと張られた糸が「ブーン」と
独特の音を出します。魔よけ的な意味があるのだとか。
鬼のような顔つきです。
それと関係あるのかどうかわかりませんが、
鬼岳でこのばらもんの凧揚げをします。

ばらもん凧

ばらもん凧

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コメント / トラックバック 4 件

  1. かんころもち子 より:

    ばらもん、ガリガリ君に似てますね。

    中村少年の夏休み楽しそう。
    中村さんの個人史もいろいろ聞いてみたいです。

  2. 中村直史 より:

    かんころもち子っていい名前ですね。
    ガリガリ君ってこんなでしたっけ?
    ばらもんは鬼みたいな形と書きましたが、
    調べたら「鬼に立ち向かう武将」の姿らしいです。

  3. 厚焼玉子 より:

    バラモンといえばインドのお坊さんですが…
    カースト制の最高の階級です。
    関係ないのかな。

  4. 中村直史 より:

    どうなんでしょうね。
    この凧は大陸から伝わったものらしいですが
    インドのバラモンと関係あるかどうか。

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