薄 景子 13年4月21日放送
出会いのはなし ジョンとポール
ジョン・レノンとポール・マッカートニーが
はじめて出会ったのは、10代半ばのとき。
教会のお祭りで、バンド演奏を終えたジョンのところに
ポールが近寄り、すごいテクニックでギターを弾いてみせた。
その運命的な出会いの前後、ふたりは最愛の母を亡くす。
荒れ狂うほどギターにのめりこみ、音楽の絆を深めていった。
僕らふたりは同じような心の痛手を受け、
それを克服しなければならなかった。
後にジョンは「マザー」で、ポールは「レット・イット・ビー」で
亡き母を歌った。
何かを乗り越える力が出会う時、奇跡は生まれる。