蛭田瑞穂 13年6月8日放送
Figuura
フランク・ロイド・ライト④
建築家フランク・ロイド・ライトの代表作、
ニューヨーク・グッゲンハイム美術館。
この美術館はライトが76歳で設計した。
最大の特徴は「かたつむりの殻」
と形容される螺旋状の構造。
見学者はまずエレベーターで最上階に上がり、
そこから螺旋状の通路に展示された作品を
鑑賞しながら階下へ降りていく。
現在ではニューヨークの観光名所にもなっている
グッゲンハイム美術館だが、
ライト自身は完成された建物を見ていない。
斬新すぎる設計ゆえに、
建設前から論争を巻き起こし、
着工されたのは設計から16年後の1959年。
ライトの死から半年後のことだった。