村山覚 13年7月27日放送
眠りの話 昼寝るチャーチル
イギリスの政治家、ウィンストン・チャーチル。
彼は当時としては珍しく、90歳まで生きた。
ある軍人が
「私は酒を飲まないし、葉巻も吸わない。よく眠る。
これが100%健康でいられる理由だ」
と言ったのに対し、チャーチルはこう返した。
「私はよく飲むし、次々に葉巻をふかす。 少ししか寝ない。
これが200%健康でいられる理由だ」
「少ししか寝ない」とうそぶいたチャーチルだが、実は毎日昼寝をしていた。
戦争中の司令室のすぐ横にはベッドルームがあったし、
国会議事堂の中にも昼寝用ベッドがあったそうだ。
チャーチルは昼寝でリフレッシュし、そのぶん深夜遅くまで働いた。
ノンフィクションの作家としてノーベル文学賞も受賞している
チャーチルらしい言葉を紹介しよう。
「私には元気づけてくれる夢など必要なかった。
事実は、夢にまさるのである」