村山覚 13年8月11日放送



帰りたくなる話 野口英世

 「志を得ざれば 再び此地を踏まず」

野口英世が上京する時に、実家の柱に刻んだ言葉。

東京からニューヨークに渡り研究に没頭していた彼に、
日本の母から一通の手紙が届く。

「はやくきてくたされ。いつくるトおせて(教えて)くたされ。
 これのへんちち(返事を)まちてをりまする。ねてもねむられません」

これを読んだ野口英世は、15年ぶりに故郷の土を踏んだ。

母はどのような表情で、息子を出迎えたのだろうか。

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