三島邦彦 13年8月24日放送
y.caradec
カムバック! クルム伊達公子
彼女が復帰するというニュースに、世界が驚いた。
クルム伊達公子。
1996年に惜しまれつつ引退した彼女は、
2008年に復帰を発表。
12年ぶり、38歳でのツアー復帰。
まさに前代未聞だった。
しかし、復帰後のプレーを見て、世界はさらに驚くことになる。
衰えを見せない運動能力と、豊かな経験から来る巧みな駆け引き。
ブランクは、彼女をさらに魅力的なテニスプレーヤーにしていた。
彼女はこう言う。
やっぱり私はテニスが好きだったんだと気づくのに、
十一年半かかってしまいました。でもそれは必要な時間だったのです。
世界ランキングを駆け上がって行った10代の頃のニックネームは、
「ライジングサン」。日はまた昇る。何度でも。