佐藤延夫 13年11月2日放送



節目のとき 山﨑武司

一度は引退を考えた男が、
見事に復活し、そして羽を休めるときを迎えた。

中日ドラゴンズの背番号7。
山﨑武司は、豪快なバッティングと
屈託のない笑顔が誰よりも似合う選手だった。

これは、引退セレモニーのときの言葉。

「今日試合に出て、諦めがつきました。
 ユニフォームを脱ぐ決心が今さっき、つきました」

最後の最後まで、
選手人生に未練を残す正直さが、
彼という人、そのものなんだろう。

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