名雪祐平 14年3月29日放送
Jack Samuels
その人になる アル・パチーノ
映画『セルピコ』で新人警官を演じた
アル・パチーノ。
役作りのために、実在の人物と3週間、
生活をともにした。
ニューヨークの警察で、
組織の汚職、腐敗と独り闘う本人
に会ったとき、
その目の中に
心の広い一匹狼を見た。
と、アル・パチーノは言った。
もうひとつ、実在の男を演じた
『狼たちの午後』では
モデルの男には一切会わず、
独自の役作りに徹した。
この2つの映画、
どちらにも狼が、宿っていた。