村山覚 14年4月13日放送
Schnobby
フィレンツェの子猫・深谷秀隆
1998年。
深谷秀隆は靴職人になるためにイタリアに渡った。
靴の木型と「靴づくりを学びたい」と書いた紙を持って
靴屋を何十軒とまわり、やっと修業先を見つけた。
深谷の作る靴は、今やイタリア最高級。
全て手作りなので週に1足しか作れないが、
40万円以上の値段がつく。
靴工房の名前は「イルミーチョ」。子猫という意味だ。
自由気ままで誰にも媚びない子猫のようでありたいと願う
深谷はこう語る。
急いでも良いものは作れない。
徹底的に良い靴を作らないと意味がない。