茂木彩海 14年10月12日放送
geishaboy500
陶芸のはなし バーナード・リーチ
「東と西の結婚」を使命に活動を続けた陶芸家。
バーナード・リーチ。
幼少時代を日本で過ごした彼は、
22歳でふたたび日本を訪れる。
衝撃を受けたのは、一級品の陶器をただ飾るのではなく、
「茶会」として日常に取り込み、
愛でる習慣がある日本、そのもの。
日本は真の芸術の国だ。
それは血液にも時間にも室内にもある。
帰国後、無事、東の日本と、西のイギリスの仲人をつとめ
完成させたリーチの作品は
上品でありながら生活になじむ、不思議な趣をかもしだす。
日本に感動して生まれた作品は、
今日もどこかで、日本人の心を捉え続けている。