佐藤延夫 14年12月6日放送
数学者たち ヨハン・カール・フリードリヒ・ガウス
近代数学の父、
ヨハン・カール・フリードリヒ・ガウス。
いかにも数学者らしく、質素な暮らしを好んだ。
小さい書斎、緑色のカバーをつけた仕事机、
幅の狭いソファー、傘付きのランプ、
火の気のない寝室、粗末な食事、ビロードの帽子。
代数学の基本定理など多くの業績を残すが、
彼に必要なものはこれだけで十分だった。
「私が目にした問題は、見た瞬間に答えがわかった」
ガウスの言葉に間違いはなく、
2歳にして父親の計算間違いを指摘していたそうだ。