渋谷三紀 14年12月13日放送
ハインリヒ・ハイネの不幸
詩人ハインリヒ・ハイネ。
生業につかない自分を捨て、
裕福な男性に嫁いだ初恋女性への想いを
詩にした。
女というのは、
どこまでが天使でどこからが悪魔か
わからないものだ。
結婚してからは、
浪費家の妻に苦労させられながらも、
詩を書きつづけた。
結婚とは、いかなる羅針盤も、
かつて航路を見つけたことのない、荒波だ。
人の不幸は、願うものではない。
相手が詩人の場合を除いては。
今日はハイネが生まれた日。