伊藤健一郎 15年2月15日放送
月に立った男たち バズ・オズドリン
実は月面に降り立つ直前、
はしごに足を掛けながら尿パックを満たしていたんだ。
そう語るのは、アポロ11号の搭乗員、バズ・オズドリンだ。
無酸素、無重力、人類未踏の大地に踏み出す瞬間まで、余裕たっぷり。
そんな彼にも、失敗談があるという。
地球からのお土産を、月に置いてくるミッションがあったんだ。
世界各国の首相や大統領のメッセージが入ったディスクや、
ガガーリンのメダル…
任務を思い出したときにはもう、宇宙船に帰還するはしごの上だった。
戻る時間はなかったから、思いっきり月面めがけて投げたよ。
あらゆる局面下で、柔軟な対応が求められる宇宙飛行士。
彼らの柔軟性は、どんなときでも忘れない自分らしさが生むのだろう。