佐藤理人 15年5月9日放送
nicoleleec
白昼夢を見る方法②「スティーブン・キング」
人間は起きているときでも
創造的に眠ることができる
ホラー小説の巨匠スティーブン・キング。
まるで夜、眠りにつくように
彼は毎日欠かさず執筆した。
誕生日もクリスマスも休まず、
一日2千語というノルマを達成するまでは
決してペンを置かなかった。
目覚めながら見た鮮やかな白昼夢が、
文字になり紙やデータに記録されていく。
心ゆくまで眠るための完全なプライベート空間。
彼にとって書斎はもうひとつの寝室だった。
ただしそこで見る夢は
世にも恐ろしい悪夢に違いない。