大友美有紀 15年7月5日放送

150705-04

「作家の時間割」ジョルジュ・サンド

ほとんど毎晩、最低でも20枚の原稿を書く。
女性作家、ジョルジュ・サンド。
男装趣味や数々の男性遍歴、ショパンとの逃避行など、
自由奔放なイメージがあるが、仕事ぶりは真面目だった。
いつも夜遅くに執筆する。
それは10代の頃、病弱な祖母の世話をしていて
身についた習慣だった。

 夢遊病のようになって書いていたこともあった。
 書いたものを棚の上に置いておかなかったら
 タイトルすら思い出さなかっただろう。

それでも彼女は書く。
夜はサンドが一人で考えることのできる
唯一の時間だったから。

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