森由里佳 15年7月19日放送
r.nial.bradshaw
こども⑥ 「はろるどとまほうのくれよん」
「あるばん、ハロルドはふっとつきよのさんぽがしたくなった」
クロケット・ジョンソンの絵本
「はろるどとまほうのくれよん」は、こうしてはじまる。
描いたものは何でも本物になるという、
むらさき色のまほうのくれよん。
そのくれよんを拾ったはろるどは、
白い壁にさまざまなものを描いて、大冒険をはじめる。
自分で描いた道を通り、ふねで海を渡り、
おなかがすけばパイを描いて食べもした。
まほうのくれよんと想像力を使って、
さまざまなピンチを乗り越えていくはろるどの姿に、
世界中のこどもたちが夢中になった。
はろるどがつくりだした、
めくるめくむらさき色の世界は、
こどもたちの想像力をカラフルに色づかせたに違いない。