伊藤健一郎 15年8月23日放送
Faisal Akram Ether
友へ 平井堅
「友達」という言葉の意味を調べてみる。
いくつかの辞書ではこう説明している。
「互いに心を許し合い、対等に交わっている人」
ここでいう「対等」とは、一体どういうことだろう。
答えは、ひとつの歌に見つかった。
平井堅の『キミはともだち』。
君が泣いてた 僕も泣きそうになった
だけどこらえて笑った 元気だせよと笑った
君がさびしいときは いつだって飛んでくよ
うまくことばがみつからないけれど
僕の声が君のこころを癒すなら
ただあいづちを打つだけでもいいかい?
さびしいときは あとすこしつきあって
うまく話を聞いてくれないか
ただあいづちを打ってくれるだけで
君がいないと 僕は本当に困る
つまりそういうことだ きみはぼくのともだち
お互いのことを自分のこと以上に思い合える存在、
本当の友達とは、つまりそういうことだろう。