伊藤健一郎 15年8月23日放送

150823-08

友へ チェ・ゲバラ

チェ・ゲバラと、フィデル・カストロ。
二人の革命家は、キューバ革命を成し遂げた後、
ほどなくして別々の道を歩みだす。

再び革命に身を投じる道を選んだゲバラ。
彼は、キューバを離れる祭に、一通の手紙を友におくる。

「フィデル」と語り始めるその手紙には、こんな想いが綴られている。

 もし異国の空の下で、最期のときを迎えるようなことがあれば、
 僕の最後の思い出は、この国の人々に、とりわけキミに馳せるだろう。
 キミの与えてくれた教えやお手本に感謝したい。
 そして、僕の行動の最後まで、それに忠実であるよう努力するつもりだ。

ときに、政治観の不一致や仲違いが騒がれることもあった二人。

けれど、革命家として、友として、ときに肉親以上の絆で結ばれていた。
フィデルにあてた手紙は、こう結ばれる。

 ありったけの革命的情熱を込めて、キミを包容する。 チェ

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