佐藤延夫 15年9月5日放送

150905-03

浮世絵の男たち 蔦屋重三郎

江戸は吉原大門の前に書店を開いた、蔦屋重三郎。
最初こそ遊郭の案内書などを販売したが、
浮世絵師との交流が盛んになると
新規事業を展開し始める。
喜多川歌麿と組み美人画で大成功を収め、
東洲斎写楽の作品は全て、独占販売とした。
しかし時代の波には逆らえない。
寛政の改革が始まると
風紀を乱すものとして摘発され、
財産の半分が没収となる。

商売の才能に優れ、面倒見がよかったという蔦屋重三郎。
どんな時代にも名プロデューサーはいるものだ。

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