伊藤健一郎 15年10月24日放送
国連の日(蟻田功)
紀元前1350年の文献にも記され、悪魔の病気として恐れられた、天然痘。
その撲滅に尽力した一人の日本人がいる。
医学者、蟻田功。
1967年から、国連機関WHO(世界保健機関)の
天然痘撲滅プロジェクトリーダーを務めた。
太古から続く殺人ウイルスとの戦いの最中、蟻田は言った。
人生の価値は、やる気で決まる。
諦めることは、もっとも無意味なことだ。
だから、私は作戦を続けたい。
そして1980年、地球上からの天然痘根絶宣言を発表した。
今日、10月24日は、国連の日。
今夜のスカイツリーは、国連カラーの青に染まっている。