蛭田瑞穂 15年11月22日放送

151122-03

愛のかたち シラノ・ド・ベルジュラック

フランスの劇作家エドモン・ロスタンの戯曲、
『シラノ・ド・ベルジュラック』。

詩の創作と剣の腕前は一流だが、
巨大な鼻をコンプレックスに持つ主人公シラノ。
彼はロクサーヌという女性を愛していたが、
そのコンプレックスゆえに打ち明けられないでいた。

すると、ロクサーヌから意中の男性がいることを告げられる。
そして、その男性もまたロクサーヌに秘かに想いを寄せていた。

相思相愛の仲を知ったシラノは
文才のない男性に代わってロクサーヌに恋文を書く。
それはシラノ自身の想いを綴った手紙でもある。

シラノの橋渡しによって、ふたりは結ばれる。

愛のために身を献ずる。
そんなかたちの愛もある。

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