阿部友紀 15年12月26日放送

151226-01

山川登美子 白百合の君の恋

「みだれ髪」の作者、与謝野晶子と肩を並べた歌人、山川登美子。

士族の家柄に生まれ、厳しく育てられた登美子が歌に目覚めたのは21歳の頃。
鉄幹という男性と、のちに鉄幹の妻になる与謝野晶子との出会いがきっかけだ。

鉄幹に「白百合の君」と呼ばれ、かわいがられ、
いつしか「白百合」の号で歌を詠むようになった登美子。

 君が手に ふれにし日より胸の緒の 小琴のしらべ たゞにいわれぬ

歌集「恋布」に寄せた、鉄幹への恋の歌は、
その上品さから、今もなお、多くの人々に愛されている。

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